
公的保険と民間保険
保険とは、万が一のリスクに対処するための備えのこと。多くの人が保険料を負担し、いざという時に保障されるという、相互扶助の精神により成り立っています。
日本の場合、保険は「公的な保険」と「民間の保険」の2本柱で形成されています。公的な保険とは、国が運営している社会保障制度のこと。国民健康保険、国民年金、厚生年金、雇用保険などに代表される制度です。原則的に、すべての国民が加入するように定められているこの仕組み。
イギリスをモデルにして、1961年(昭和36年)にスタートしました。
一方、民間の保険とは、損害保険会社や生命保険会社などの民間企業、共済団体による保障制度のことをいいます。共済の分野では、農業協同組合によるJA共済や全労済、COOP共済などが有名です。これら民間の保険は、基本的に、公的な保険で足りない保障を補うものであり、加入については、個人の判断に委ねられています。

民間の保険への加入率が極めて高い、保険大国日本。
言い換えれば、国による公的な保険が、手薄だともいえるのです。

民間の保険は、3つの分野に分けられます。
第1分野は、生命保険会社だけが参入を許されている分野。主に「死亡保険」「生存保険」「生死混合保険」の3つに分けられます。第2分野は、損害保険会社だけが参入を許されている分野です。「火災保険・地震保険」や「自動車保険」が主な種目となっています。保険の種類が豊富なのが特徴です。損害保険会社と生命保険会社、両者の参入が認められているのが第3分野。「がん保険」や「介護保険」に代表される、現在、保険業界で最もニーズが高まっている市場です。
第1分野 |
死亡保険、 生存保険、 生死混合保険 、こども保険 |
|---|---|
第2分野 |
火災保険・地震保険、 自動車保険 など |
第3分野 |
医療保険、 傷害保険、 介護保険、 がん保険 など |
